詩編23編

昨日の礼拝の旧約聖書の後の詩編は23編でした。

詩編23編にまつわる思い出を書きます。先日4月6日付の「父の葬送式で思い出したこと」という記事で、2009年の正月の出来事を書きました。今から書く思い出は、同じ日(2009年1月2日)の早朝の出来事です。

2008年の年末、妹に代わって父を介護するために帰省していました。しだいに痴呆が進み、出来ないことが少しずつ増えてきて苛立つ父と、慣れない介護に疲れた私の、二人が実家にいました。私は、自分で何とかしなければいけないと、焦っていました。

S司祭が父を訪ねてくださる1月2日の早朝5:00に、テレビのスイッチを入れると、まったく偶然に、東後勝明さんというクリスチャンがご自分の体験を証しする番組をやっていました。証しの内容は次のようなものでした。

東後さんの奥さんはクリスチャンでしたが、ご本人はノンクリスチャンでした。自分で努力して人生を切り開くという価値観を持って生きてこられたある日、職場で倒れて入院されました。九死に一生を得て、入院しているときに、奥さんの通う教会の牧師さんが見舞いに来られ、詩編23編を読んでくれました。詩編に触れて、それまでの自分の力で「生きるて行く」から、神さまがありのままの自分を受け入れてくださっていて、神さまに「生かされている」ことに気付かされ、変えられたました。

この番組を見たときに、「そうだ、自分で何とかしようなんて思わなくていいんだ」「神様に全てをゆだねて、ありのままの父と私を受け入れればいいだけのこと」と思え、ものすごく気が楽になりました。この出来事も父を介護しながら得た大きな恵みの一つだと思います。

その日見た番組など
こころの時代・特選「いのち伝えることば」 〈出演=早稲田大学教授・東後勝明、ききて・山田誠浩〉 NHK 教育 2009年1月2日 5:00~6:00
放映された東後さんの証しはこの本で読むことができます。 東後勝明 ありのままを生きる いのちのことば社 2008年

NCO



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